２０２１年の日本におけるSDGsの達成状況を知っていますか

持続可能な社会を目指した開発目標（SDGs）が設定されて、至る所でサステナブル、SDGsが聞かれるようになりました。
SGDsとは2015年に策定され、2030年までに達成すべき開発目標が多くリストされています。しかし約６年が経った2021年現在の持続可能な開発目標に対しての達成状況がどの程度か知っていますか。

２０２１年日本の達成度合いランキング

達成状況のランキングでは日本は世界で１８位という結果になっています。
一見良さような気もしますが、上記ラベルを見ると赤い項目が多く見られますね。

達成状況についての詳細は他サイトで説明されているのでここでは省きますが、ここで知っておいておきたいのは、

この指標を基に（ざっくりと区別しますと）現在で達成可能だと想定される項目（緑↑の項目）は17項目中８項目、
現在の状況だと達成困難である項目は１７項目中７項目もあります。（赤ラベルで緑↑ではない項目とオレンジラベルで灰色（改善傾向不明）の項目）
その達成困難な７項目（改善傾向が不明な項目を含め）は５(ジェンダー平等を実現しよう)、１０(人や国の不平等をなくそう)、１２(つくる責任 つかう責任)、１３(気候変動に具体的な対策を)、１４(海の豊かさを守ろう)、１５(陸の豊かさも守ろう)、１７(パートナーシップで目標を達成しよう)となっています。

その中でも僕が注目したいのが自然に関わる項目である１３(気候変動に具体的な対策を)、１４(海の豊かさを守ろう)、１５(陸の豊かさも守ろう)に依然として重要な課題が残されていることである。
多くの気象災害に見舞われ、国土の７割において森林が占有し、海に覆われている島国である日本がこの３つの項目に対して深刻な課題が残されているとはどうゆうことなのだろう。
もう少し詳細について調べてみる。

深刻な課題が残されているSDGs項目（自然分野）とは

目標１３(気候変動に具体的な対策を)の重要な課題とは

詳細項目ごと何が深刻な課題なのかと言うと、
データ分析抜きに大雑把に言うと「化石燃料を使いすぎ」「二酸化炭素出し過ぎ」ということです。
再生可能エネルギー比率が少なく二酸化炭素を排出する化石燃料を使い、また輸入品や輸入関連サービスによる二酸化炭素排出の改善傾向が見られない。

完結に言うと温暖化対策に対しての具体的な対策と実行ができていないということですね。

目標１４(海の豊かさを守ろう)の重要な課題とは

これも大雑把に言うと「海の生物多様性を保護している区域が少ない」「海洋ゴミが多い」「海洋生物を乱獲しすぎ」ということですかね。

海に覆われ、EEZ面積では世界６位ほどにもなる日本では海の自然が（国際基準に対して）守られていないということです。

目標１５(陸の豊かさも守ろう)の重要な課題とは

大雑把に言うと、「陸の生物多様性を保護している区域が少ない」「河川の生物多様性を保護している区域が少ない」「絶滅危惧種が増えている」「外来生物による脅威が増えている」ということでしょうか。

これも海と同じ、国土の７割が森林であるにも関わらず自然が守られていないという評価でした。

自然を守るため、できることから少しずつ

たとえばコンビニで買うペットボトルをマイボトルに変えるだけでペットボトルを生産するのに必要な二酸化炭素や化石燃料を削減することができます。

ゴミを捨てない、ゴミを出さないということは企業、政府の力ではなく、僕たち一人一人の行動変化が必要です。

SDGsの目標を達成するために、僕たちが変わらなければならないことを自覚すること。そして行動に移していくこと。あと１０年のうちにその変化が必要だということ。

１０年なんてあっという間です。
いまから負担なくできることから、一人一人やってみてほしいです。

マイボトルだったり、コンポストであったり、ゴミ拾いであったり。
このブログでかんたんに出来ることをたくさん発信していますので、是非できることから行動してみてください。