コンポスト運用をして3ヶ月経過
コンポストボックスを制作し運用を始めてから約3ヶ月が経つ。
毎日300〜500グラムの生ゴミを投入し、分解が鈍ったら米ぬかを投入したりしていたが、コンポストが溢れることはなく、なんで増えないの?と不思議な気分にもなる。
それでも運用開始時は半分程度だったのが、3ヶ月が経った時点で約2/3程度には増えており、攪拌時に底まで届かなかったりとやりづらさを感じ始めていたので、そろそろ堆肥化のタイミングだと感じた。
54リットル容量のコンポストを半分の25リットル程度から始めて、大体3ヶ月で35リットルくらいと推測する。
3ヶ月で10リットル、1日で110mlくらい。野菜の大半が水分であるので水と同じ比重と仮定すると、ざっくり1日100グラムぐらいが分解後に残ることになる。
つまり毎日500gの生ゴミのほとんどの水分は発酵や気温による熱で蒸発してしまう訳だ。
コンポストに入れると生ゴミ量が1/5に圧縮され、分解後の残ったゴミは堆肥に生まれ変わる。
自分でやってみて初めて解る生ゴミのこと。
ゴミコンポストすれば、1日500gのゴミがゼロになる。年間180キロのゴミが減らせる。
仮に日本の全世帯で生ゴミコンポストをしたら、5700万世帯×180キロ=1000万トン!?
想像もできないほどの量のゴミが削減できるわけです。
結果としてゴミを焼却する際のCO2も減らせるというわけです。
増えた分は堆肥化をする
これが3ヶ月経った中身。
毎日微生物が頑張って分解し一握り分の肥料がコツコツ少しずつ溜まり、10リットル分の肥料になる。
時間が経った生ゴミは黒く原型を留めておらず、ところどころ白く菌糸が繁殖している。
気温が暑くなってくると虫との戦いになります。通気性を重視している箱のため、対策をしてもどうしてもコバエが出てきてしまう。そんなときは少し一休みしてビニールに包んで天日干し。すぐに消えます。
これを増えた分だけ、10リットルくらいを取り出します。
残りは引き続き、コンポスト基材として生ゴミを分解してもらいます。
取り出した土は投入したばかりの生ゴミも混ざっているので、完全に発酵分解させるために2週間ほど寝かしておく必要があるのです。
分解された土はこのように粒状の粘土のような質になっています。
段ボールに詰めて隙間がないようにテープで塞ぎ、通気性が良く雨に当たらない場所に2週間ほど放置。
2週間経過後、見事に10リットル分の栄養満点な堆肥の出来上がりです。
これを畑や庭木、プランターの土と混ぜたり、追肥としてばらまいたりすれば肥料を買う必要もないですね。
地球に良いこといっぱい。
できることから、始めてみよう。
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