【自作コンポスト】虫が発生してしまったらやるべき虫除け対策

自然に生きる暮らし術
AD

以前のポストでお手軽自作のコンポストを制作し、ゴミゼロ生活を送っていました。
運用を始めてから1ヶ月が立った頃くらいから、なかなか土の温度が上がらず30度以下くらいが続き、生ゴミの分解が少し遅くなってきたかなーと思っていた頃です。

4月中旬くらいに、気温が暖かくなってきたこともあり、コバエが発生してしまいました。
一応、コバエが進入してこないようにコンポストボックスの内側に不織布を貼っていたのですが、ただ周りにペタペタ貼り、ふわっと上部に覆うような仕組みで、入り口つまり上部の投入口は密閉されておらず、簡単に虫が入ってこれるような構造でした。


コバエが飛んでて嫌だなーくらいだったものが、3日後くらいには蓋を開けた瞬間ぶわーっとコバエが舞うくらいひどくなり。
ベランダに置いているので部屋に入ってくるのを防ぐためにも、コバエ対策をすることにしました。

まず、コバエが発生してしまった原因を考えます。

コンポストに虫が湧いてしまった理由を考える

コンポストに虫が湧いてしまう理由①発酵温度が低いから

土壌のが常に良い状態で発酵が続き、温度が高くキープされているのであれば虫が生息するこも出来ません。
定期的に発酵を活発にさせるために米ぬかや廃油を入れることで発酵を促し、温度をあげることができます。

分解が遅いな、温度が低いなと感じた時に米ぬかや廃油を入れていたのですが、結果的に虫がわいてしまいました。他の原因がありそうです。

コンポストに虫が湧いてしまう理由②生ゴミをすぐに捨てなかったから

生ゴミをキッチンに放置していると、その間に卵を生み付けられている可能性があります。

たしかに、僕はほとんどいつも翌朝まで生ゴミを放置していた日も多かったです。
だけど、部屋にコバエは見当たらないし。。生み付けられていることなんてあったのだろうか。

しかし、長時間そのまま放置していることで生ゴミが発酵し分解するより先に腐敗してしまうことはありえます。結果としてコンポストに入ってもその腐敗臭によりコバエが寄ってきてしまったのかもしれません。

コンポストに虫が湧いてしまう理由③水分が高くなってしまったから

発酵環境において、水分含有量はとても大事です。
役40〜60%の水分量をキープする必要があります。
目安としては土を握ってみて固まればOK、崩れてしまったら水分が少ない、水分が滲んでしまったら水分が多い、ということになります。

発酵により水分がどんどん飛んでいってしまいますが、生ゴミの水分によりほどよく水分が入ります。
しかし、土が少しパラパラしてきたなーと思った時はコメのとぎ汁を投入するようにしていました。

なので、水分量に関してはちゃんとやっていたはずです。

コンポストに虫が湧いてしまう理由④毎日かき混ぜることをしなかったから

コンポストの土を毎日かき混ぜることで酸素が行き渡り、好気性の微生物が活発になります。
毎日生ゴミは投入し、そのときによく攪拌していたので、これが原因ではなかったのかもしれません。

コンポストに虫が湧いてしまう理由⑤生ゴミを細かく刻まなかったから

めんどくさいときは、そのまま投入していました。
しかし、半分以上はちゃんんと細かく切ってから投入するようにしましたが、、
たとえばレモンサワーのレモンや、人参の頭、大根の皮などはそのまま入れていました。
これらは確かに分解に時間がかかっていたのかもしれません。

結果として、その分解途中の生ゴミから虫湧いてしまったのかもしれません。


コンポストに虫が湧いてしまう理由⑥一度に大量の生ゴミを投入したから

大体一度に入れる生ゴミの量は500gくらいまでが適切とのことでした。
我が家は三人家族であるため、どんなに多くても(今日は生ゴミ多いなぁって日で)500gくらいでした。
なので、一度に入れる量が多すぎたってことはなかったのかもしれません。

コンポストに虫が湧いてしまう理由⑥コンポストに虫が入らないような対策をしていなかったから

虫が入らないような対策をしていなければ外から虫が入り放題です。
僕は一応、不織布をコンポストの内側に覆ってはいましたが、上部はただ不織布を上に被せるだけで、確かに虫が入ってこれるような状況でした。

まあ、これくらいやっておけば大丈夫だろう、と思っていたのですが、やはり隙間があればそこから虫は進入してきてしまうんですね。

コンポストに虫が湧いたときの対策

生ゴミに虫が湧いてしまう原因は様々な要因があります。心当たりがある要因が何個かあり、そして最新暖かくなってきたことも相まって結果的にコバエがたくさんわいてきてしまいました。

コバエは生ゴミを食べてくれるし、その幼虫や死骸も堆肥となるので悪いことではないのですが、
僕の場合、コンポストの蓋を開けたら、わーっとコバエが飛ぶ。そしてそのコバエが部屋の中にも入ってくる、という状況でしたので、これは対策しなければ、ということになりました。

コバエがわいてしまったときの対策として、まずは、土をいったん取り出し大きいゴミ袋の中で空気を抜いて密閉させます。

日中日の当たる所に置いておけば、中の土は高温になり、虫の卵から死滅させることができます。
これを二日間やりました。

次に、コンポストに虫が入ってこないようにしっかりと不織布で覆います。
蓋にも不織布をして隙間から入ってこれないようにして、さらに蓋の隙間もゴムで囲い、密閉できるようにしました。

そして蓋の上には重石としてレンガブロックを置くことにしました。

ここまでやれば虫が入る隙間がほぼなくなりました。

天日干しをした土を再投入して、ヨーグルトを入れて発酵菌を追加、そのまま2日間ほど様子をみます。

土の温度は40度を土の表面が白く菌で覆われるようになりました。
虫も今のところいないので、とりあえずは成功のようです。
この作業の間は生ゴミを投入しませんでした。その間、すでに入っていた生ゴミはかなり分解が進みほとんど形がなくなっていました。

これでコンポストが復活しました。

虫がわいてしまわないように対策をすることは結果としてはよい土壌をキープすることにも繋がります。
コンポストに最適な環境が保たれていれば虫は発生しないし、微生物も活発に働きます。
常に発酵が進み、温度が高くキープさせることはなかなか難しいことなんですね。

初めてのコンポストなのでたくさんのトライ&エラーをしながら、より良いゼロウェイスト生活を送りたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました