1日10分ほど自然に触れ合うだけでストレスや不安を軽減できる可能性があるとの研究結果

自然を感じる行動術
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現代社会において学生も含む多くの人が強いストレスを受け不安、抑うつなどのメンタルヘルス問題をを抱えています。
最近の研究により私たちのメンタルヘルスを改善する方法の一つが「1日10分でも自然に触れること」という、屋外に出ることと同じくらい簡単なことかもしれないことが分かってきました。
以下サイトの報告をわかりやすく意訳しました。

Student mental health: 10 minutes a day in nature could reduce stress and anxiety – expert explains

https://theconversation.com/student-mental-health-10-minutes-a-day-in-nature-could-reduce-stress-and-anxiety-expert-explains-132633

我々は普段自然環境に触れる機会が限られてしまい、大半の時間を室内や自然のない都会で過ごさなければいけません。

多くの研究により、自然環境に身を置くことはストレスを軽減し、精神的な健康を改善するのに役立つことが実証されています。ある研究では週に3回、20〜30分の自然観察をすることがストレスレベルを下げるのに最も効果的であることが分かりました。
また別の社会人を対象とした研究では自然環境の中で最低120分を過ごすことで、過去1週間に自然との接触がなかった場合と比較して健康状態が良いと感じ、幸福度が高いと報告する可能性が高くなることが示されています。

最近の報告では、日本の学生の男性を対象とした結果で、都市環境で同じ時間を過ごした場合と比較して、さまざまな自然環境で10分から20分(最大50分)だけ座ったり歩いたりすることで、健康状態が大幅に改善されることがわかった。これらには、心拍数、血圧、ストレスレベルの低下、気分の改善、不安の軽減などが含まれていました。

研究対象となった人が研究当時、精神的な不調に悩まされていたかどうか、自然環境での身体活動(ウォーキング以外)がどのような恩恵をもたらすかについての調査は行われていませんでしたが、自然に触れることや身体活動だけの場合と比較して、自尊心や気分の向上に大きな効果があることが示されています。

我々は大半の時間を室内や年環境の中で過ごしており、自然と触れある機会が少なくなってきています。特に現代社会においては都市に残っていた自然環境が削られマンションや商業施設となって整備化され、ますます自然との触れ合いがなくなってきています。

そんな中での上記のような研究結果は、1日たったの10分程度でも自然と触れ合うことを日々の日課にするだけでもストレス軽減につなげることができる。ということです。

僕は毎朝、近所の裏山を一周散歩することを日課としています。朝の森は空気が新鮮で朝露が朝日で輝く瞬間はとても気持ちの良いものです。鳥たちのさえずりを聴きながらの散歩は軽運動も相まって確かに気持ちが軽くなり精神が安定します。

近所に自然がない方も、もっと周りを見渡して見てください。小さな公園でも歩道沿いでも、木はどこかしらにありますよね。木が2本あったら林、3本あったら森なんです。
自然環境は確かに少なくはなりましたが、そんな環境であっても見方を変えればどこにでも小さな自然は存在します。

ストレスとの戦いと精神的な健康を改善する方法として、日常生活の一部として自然の中で時間を過ごすようにしてみてください。

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