焚き火を眺めてリラックスをする。
僕は大好きです。眺めているだけでなんだか心が落ち着きますよね。
薪を割り、火をつけて燃え尽きたら薪を入れる行為の繰り返しなだけなのに。
しかし、たかが焚き火といっても、不思議な力が詰まっています。
キャンプで仲間と火を囲えば、普段話せないことも自然と語ってしまう。
少年期のキャンプファイヤーの思い出はいまでも鮮明に思い出す。
なぜか、火を目の前にするといつもと違う自分でいられるような感覚になる。
なぜか、それは人の心を揺さぶり、印象的であり、人の記憶に残る物である。
けれど、普通は焚き火ってキャンプでしかできないものです。
日々の生活のなかに火があったらいいな、なんて思ったことはありませんか。
焚き火のメリットや火が心に与える影響、そして手軽にどこでも焚き火を毎日の暮らしに取り入れられる方法をご紹介します。
焚き火で自分の心が癒される理由をネイチャー思考で読み解きたいと思います。
焚き火の目的はたくさんある
焚き火をすることの目的な何でしょうか。どんな用途で焚き火をするのでしょうか。
僕が思いつく限りでは以下の通りです。
- 暖を取ることができる
- 灯りになる
- 料理をすることができる
- 火を眺めてリラックスできる
- パチパチとはじける音がBGMになる
- 火を囲ってコミュニケーションの場となる
- 可燃ゴミの処分をすることができる
ただ火を燃やすことこんなにもたくさんの「用途」があります。
しかも燃料はどこにでも落ちている木や葉です。(薪を買う場合は費用が掛かりますが、、)
ところで人類はなぜここまで進化することができたのか知っていますか?
答えは「火」と「刃」を扱うことが出来たから人類は進化しました。
だから、火とは太古の昔からパートナーであり、人類は火と共に成長してきたのです。
しかし、こんなに便利な社会になった今、焚き火をしなくたって代用できるものはあります。
暖を取りたければ灯油ストーブがあります。料理したければコンロがあります。灯は便利なLEDランタンで十分です。
それなのになぜずっとキャンパーから指示され、魅了しているのでしょうか。
人間は自然との関わりを求めている
キャンプがブームになっているのも、「焚き火をしたいから」という理由もあると思っています。
忙しい日々をひととき忘れ、自然を求めてキャンプに行く。そこで火を囲い仲間と談笑する、あるいはただひたすら眺める。
それをやりにいくためにキャンプに行きたい人たちが増えてきているのは事実です。
けれど、たとえば夏は暑くて虫が嫌だ、とか、冬は寒くてテントで寝たくないとか、週末はどこもキャンプ場が混んでいて嫌だ、とか自然や焚き火は好きだけどそれ以外の理由で躊躇ってしまう人がいるのも事実です。
キャンプをしたい人、あるいは興味があるけど踏み出せていない人、自宅で「焚き火」が出来たらよいと思いませんか?
家で手軽に「焚き火」をして、キャンプ気分、自然を触れ合う気分を味わい、日々の忙しさを忘れてリラックスできる方法を教えます。
自宅で出来る焚き火グッズ
ランタンを焚き火代わり
部屋でも気軽に焚き火気分を味わうことができるのが、コールマンのルミエールランタン。
アウトドア缶に直接取り付けて蝋燭のような火を楽しむことができます。
通常のランタンのようなマントルも不要、LEDライトにはない優しい光が癒してくれます。
これだけを点けて部屋の電気を全て消すと、焚き火の雰囲気を味わうことができます。
ダイニングテーブルに置いて、この灯りだけで家族とご飯を食べてみるのはいかがでしょうか。
実際僕も使っていますが、これがあるだけで本当に手軽に焚き火気分になります。
またガス燃料消費量が少なく、丸一日点けていてもまだまだガスがなくなりません!
ベランダや庭で焚き火をする
少々注意が必要ですが、自宅で焚き火をするのにおすすめはSolo StoveのCampfireという円筒形の焚き火台です。
この焚き火台の魅力は、何と言っても「煙突効果」で得られる焼却効率の高さです。
自宅でする焚き火としてこの商品をおすすめする理由が以下の通りです。
- 組み立て不要で収納袋から出したらすぐに使える
- 風防も不要ですぐに火がつく
- 不完全燃焼になりにくいので、煙が出ず近隣の迷惑にならない
- 円筒状で底が深いので、巻きを縦置きに入れることができるので薪が飛び散らない
- ベランダ一人用でサイズがぴったり
- 五徳付きなので、ちょっとした料理もできちゃいます
- 底面が二重になっており、ベランダに直置きでも熱くならない
- 火の出方がとにかくかっこいい!
- 灰が落ちることはないので床を汚さない
- 紙ゴミや庭枝が燃料になって経済的
とにかくベランダ焚き火にはぴったりのストーブになります。
本当に自宅で手軽に焚き火をすることができ、たとえば「寝る前の1時間にちょっとだけ焚き火で寛ぐ」なんてこともできます。
燃料は段ボールやチラシ、庭の枝や拾ってきた松ぼっくりで環境にもやさしい。ゴミも削減できます。
捨てられる運命だったモノもまだ一瞬でも温かく照らしてくれるエネルギーを持っていることに感銘を受けます。
注意点としては、地域や建物によっては自宅での火の扱いを禁止しているところもありますので、ご自身の住まいのルールを守って行うようにしてください。
火を見て自然を感じる
ゆらゆら揺れる火をみているだけで心が落ち着きます。
用もないのにスマホばっかり見ている僕ですら、火を前にしているときはスマホなんて不要です。
なぜか火を前にすると自然と素の自分になれるから語ってしまったり本音を言い合ったり出来るものなのです。自然の力ってすごいと思いませんか。
かつて日本の家庭には、家の中心に囲炉裏がありました。その囲炉裏を中心として自然と人々が集まり、火を囲い団らんをしていました。人々は昔は火と共に生活をしていたのです。火を囲うことで自然の一部であることを理解し、自然に感謝していました。
そんな素晴らしい生活様式が無くなってしまった今だからこそ、僕たちは本能的に火を求めているのだと感じます。
今日は手軽に出来る焚き火を紹介しました。
まだ経験したことのない人はぜひ、自宅で焚き火の魅力に触れてください。
不思議とそのパワーに魅了されるはずです。
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