僕は毎日娘を保育園まで歩いて送っています。
たった一キロちょっとの道のりですが、ゆっくりと30分かけて遊びながら連れて行っています。
そんな毎日の通園の中でずっと気になっていることがありました。
それは、至る所にゴミが目に付くということです。
きっと、自分の通勤など、急いでいる時は目にもくれないかもしれません。
しかし今、時間に余裕ができ、自転車ではなく歩いてのんびりと通園させているからこと気づいたことかもしれません。
至る所にゴミが捨ててあるのです。
そんな現実に気づいてしまい、そうだ、ゴミ拾いをしようと思い立ちました。
いつもと同じで通園する時の道のりで、娘を遊びながらゴミを拾います。
ゴミ袋とトングを持ち、娘と一緒にゴミを拾います。
コンビニのおにぎりの包装紙、ビニール袋、タバコの吸い殻、缶、ペットボトル。
注意して歩いていると本当にたくさんのゴミが捨てられていることに気付き、驚愕します。
たった一キロの通園の道のりで15リットルのゴミ袋がいっぱいになってしまいました。
これは、なんとかしなければ。
そう思い、調べてみると僕の自治会ではボランティアで自主的にゴミ拾いをしてくれる方に専用のゴミ袋を配布していることを知った。
近くの公民館(僕の自治会では文化センターと言います)ですぐにくれました。40リットルの袋を10枚。無料でした。
娘を保育園に送った後に、いつもの自然を感じられる散歩コースで今日はゴミに注意しながら歩いてみることにしました。
すると、本当にゴミがたくさん。舗装されている道には少ないのだけれど、植木の中だったり少し外れた場所には必ずゴミが捨ててあるのです。
人は見つけづらいところにゴミを捨てるんだ。
そこにはゴミを捨てる人の後ろめたさもあるのかもしれない。
だったらゴミはちゃんと持ち帰ればいいのに。
本当はそうしたくなかったのだけれど、そう出来なかった理由があったのかもしれない。
そんなゴミたちが大半であった。
あとは、きっと気づかずにポケットから出てしまったアメちゃんの包装紙だとか、レシートだとか。そんなものが多かった。
あと、ゴミを意識して歩いてみて気づいてしまったのだけれど、たとえば人や管理人のテリトリーについてだ。
たとえば自宅前にあるゴミはその住人が見つけて捨てる。マンションの周りにあるゴミはその管理人が見つけて掃除をする。しかしその範囲を一歩出た場所には本当にたくさんのゴミが落ちていること。
ここだけよければ良い。自分が管理する範囲だけ綺麗であれば良い。あとは私には関係ない。
そんな境界線がはっきりと見えてしまったことに驚愕した。
ゴミ拾い活動は今後も続けていこうと思う。
まずは自分の通園の道から、そして散歩ルートから。そしてその周辺に広げていこうと思う。
だって大半の人はきっと、ゴミが落ちていても何も気にしない、気づかない、どうでも良いと思っているひと、ゴミは気になっていても知らないふりをする人ばかりなのだから。
結局一時間くらいの散歩でこんなにたくさんのゴミを拾うことができた。
40リットルのゴミ袋、それぞれ燃えるゴミと燃えないゴミが半分ずつくらい。だから合わせて40リットルのゴミを拾った。
周りでそんなことやっている同世代がいなくても街を綺麗にしたいと思って行動する人が一人くらいいたっていいのだと思うんだ。
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