【Googleフォト容量無制限終了】データは全部クラウドで管理する最適解を考える

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Googleフォトで今までの写真をバックアップとして、ストレージとして使っていた方には残念なお知らせですが、今年2021年の 5月末でGoogleフォトの容量無制限サービスは終了することになり、今後はGoogleドライブの無料上限15GBを消費するか、クラウドストレージを購入するかになりました。

写真のバックアップとして使っていた僕にとっては大きな転換期になりましたので、改めて全てのデータ管理を見直し、そして基本的には全てのデータはクラウドで管理する方法を考えました。
なるべくシンプルにお金をかけず、スムーズにできる方法を考えてみました。

自分が保持しているデータ容量を把握する

まずは、自分が持っているデータについて把握することから始めましょう。
データとしてはおおまかに以下のカテゴリに分けられると思います。

  • 写真・動画データ:デジカメやスマホの写真動画データです。大きな容量を占めていると思います
  • 音楽データ:CDを借りて取り込んでいた世代であれば、今までの音楽データは貴重な財産です。
  • 書類データ:仕事の資料含めた書類関連のデータで主にMicrosoft OfficeデータやPDFファイルなどが多いかと思います。
  • 一時データ:一時的に必要なデータで、一定期間経過したら不要になるようなデータです。
  • バックアップデータ:アプリなども含めた、PCやスマホの設定なども含めたバックアップファイルです。

僕の場合ですが、音楽データが56GB、写真動画データが230GB、その他メディアファイルが40GB、書類データが4GB、アプリデータが5GB、スマホのバックアップが4GBでした。

データをクラウドで管理することのメリット

PCやスマホには基本的にデータを格納しない、あるいはローカルには一時的なデータや消えてしまっても差し支えないデータだけを格納しておくことで以下の大きなメリットがあります。

物理的なデータの損失がない

PCやスマホの物理的な故障によってアクセス出来なくなるリスクや、削除や上書きしてしまったけどやっぱり元のデータを復元したい!などといったときにクラウドにデータを保存しておけばリスクはなくなります。

小さい容量のPCやスマホで問題なし

PCやスマホで内部ストレージの容量が選択できますよね。
内部ストレージには大容量データを保存しておく必要はないので、最小容量の安価なモデルを購入しておけば全く問題ありません。

買い替え時の移行が楽

買い替えや機種変更時にデータの移行って大変ですよね。
しかし必要なデータは全てクラウドに格納してあるのならバックアップや移行作業すら不要です。
新機種に変えてクラウドサービスにログインするだけ。簡単です。

基本的に全てクラウドで管理する時代です。
外付けHDDやメモリースティックなどは常にデータ破損のリスクがありましたよね。
クラウドであればそのような心配も無用になります。

おすすめクラウドストレージサービス

ここでは、データ種類別に最も適していると思うクラウドサービスについて紹介します。

写真・動画データはGoogleフォトで決まり

2021年の5月末に写真のアップロード容量無制限が終わってしまいますが、写真管理にあたってはGoogleフォトが最も優れています。アルバムだって、人だって、編集だって全て自動でやってくれるため、容量無制限サービスが終了してしまってもGoogleフォトで写真動画データは管理しておくことを推奨します。
容量無制限サービスの終了後にも新しい機能がどんどん追加されていくようですしね。

容量無制限サービスが終了しても、Googleドライブの上限15GBまでは無料で使い続けることができます。この15GBは毎日大量に写真をアップロードする方でない限りは、数年は無料で使い続けられるほどの容量があります。

その後無料上限の15GBに達してしまった場合は、Google Oneで100GBを月額250円で購入することができます。毎月ジュース2本分程度なので安価ですし、それ以上の価値があると思います。

スマホバックアップ、書類データはiCloudかGoogleドライブで決まり

スマホのデータバックアップは、iPhoneであればiCloudで5GBまで、AndroidであればGoogleドライブの15GBまでは無料でバックアップすることができます。このバックアップでは写真や音楽などの大容量データはバックアップする必要はありません。それ以外のデータであれば大体は無料圏内でバックアップが可能と思います。

どうしても超過してしまう場合はiCloudは50GBを130円、GoogleドライブはGoogle Oneで100GBを月額250円で購入することができますので検討してみてください。

音楽データは状況次第で要検討

もし、音楽ファイルを常に聞くことがある方であればスマホのローカル容量で格納しておいた方が無難です。そのバックアップとしてはHDDやSDカードなどが一番現実的かと思います。

もしサブスクのApple Musicに加入しているのであれば音楽データを全てiCloudで管理するiCloudミュージックライブラリがありますので、そこでバックアップができます。その場合iCloudデータの容量は消費しませんので、大容量の音楽をいつも持ち歩いて聞いていたい方にとってはベストな選択だと思います。

現在はみな音楽は購入するのでなくサブスクで聞いている方がほとんどだと思いますので、自分が過去持っていた音楽はほとんど聞かなくなってしまった、という方であれば容量大きめのSDカードが一番保管しやすいのかなと思います。

ほとんどアクセスすることがないデータや大容量データはMEGAで決まり

クセス頻度が低く、けれど万が一のときにとっておきたい、あるいは一時的に他人と共有するためのデータ保管場所としてはMEGAがおすすめです。
無料で使えて容量が50GBもあります。

ほとんどの「けっこうどうでもいいけど持っておきたいデータ」の保管場所としては最適です。

一点注意点があり、3ヶ月アクセスがないとアカウントが自動消滅してしまいます。
アクセスがない場合、直前にアナウンスのメールが来ますので、その都度ログインだけしておくことを推奨します。

上手にデータ管理して安心快適にデジタルライフを過ごそう

デジタルデータは日々増大しています。
より良いサービスや機能のアップグレードの度にデータ容量が大きく肥大化してきています。
そんなデータを通信する技術も5Gを始めどんどんと進化してきています。
記憶媒体はデータ容量あたりの単価も年々と下がり、今やあんなに小さいSDカードでさえ1TBクラスのデータが保存できるようになりました。10年前では信じられないことが普通になってきているのです。

アナログの生活を大事にしつつも、このようなデジタル社会とも上手に付き合っていく必要があるのがこれからの社会だと思っています。

親世代は写真といったら写真アルバムですよね。たまに見返すあの感覚も素敵だと思います。
けれどもう僕たち世代は違います。そんなたくさんの写真アルバムを物理的に保管しておくことが無駄なことになっています。
手に触って懐かしくて素敵だと思うのも、子供世代になれば全く違う感覚になっているでしょう。

いまはそのようなデータは全部クラウドが当たり前。そこで管理しておけばいつまでも鮮明な写真をたくさん保管しておけるのです。

全ての生活をデジタルに依存してしまうのではなく、ところどころ上手に付き合っていくことが大事なことだと思っています。

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