【ネイチャーゲームリーダー養成講座】自然に生き自然を感じて共生するという社会を目指した活動

自然を感じる行動術
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先日、日本シェアリングネイチャー協会が運営するネイチャーゲームリーダーという資格を受けに養成講座を受講した。日帰り2日間の講座だ。
その講座内容は僕の目指すネイチャー思考にピッタリな考え方であり、僕はまさにこれを目指しているんだという内容で、とても参考になったし目指すべき方向の自信にも繋がった。
少しだけ、ネイチャーゲームリーダーという資格や講座内容についてお話したいと思う。

ネイチャーゲームリーダーって何さ?

受講する前は、ネイチャーゲームリーダーという資格は、自然の中で遊ぶ方法なんだな、くらいの軽い感じでした。しかし、これがとても奥深く自然と共生し、我々人間は自然の中の一部であり生かされていることを実感することができたとても考えさせられる内容で僕のこれからの生き方に大きな影響を与えてくれました。

講義のほとんどは屋外で、自然の中でどのように自然と触れ合い、そして楽しく遊び学べることができるかというものでした。子供達目線が多かったけど大人向けな内容もあり本当に自然を感じられる充実した2日間でした。

教えの根底にあるものは、我々人間は日々、普段何気なく生活をしているとどうしても自然との触れ合いがなくなって自然界と離れていってしまう。だから無意識に人間界と自然界は別物だ、関係のないものだという思いが出てきてしまう。

しかし、これからの時代ではそんな生活をしていたら持続可能な社会ではなくなってしまう。
そんな意識でいたら僕たちの将来、あるいは僕たちの子供、孫世代が生きることが出来なくなってしまうのだ。なぜなら、常に自然と人間は共生しているから。
たとえば僕たちは酸素を吸って二酸化炭素を吐く。逆に植物は二酸化炭素を吸い、酸素を放出する。
自然界で出来たもの、生まれたもの、生きているものを捕え、人間達の食糧となる。
本来であれば(昔の時代は)人間が死んだら土葬され微生物によって食べられ、食物が育ちそれを動物が食べ、その動物を人間が食べる。

全ては循環していて自然のサイクルの中の一部であること。そんなことは今の普段の生活ではとても実感することなんて出来ない。

自然遊びというのはそんな自然の中で楽しく学び、本来の人間生活であり、自然の生態系のなかの一部であることを理屈じゃなく体感で理解することができるのだ。

ネイチャーゲームの一例紹介

私の木

2人1組になり1人が目隠しをしてもう1人がたくさんある木の中から一つを選び、選んだ木の前まで連れて行く。そして目隠しをされている人は視覚以外の感覚でその気を触り、抱き、匂いを嗅ぎ、温かさを感じる。これがどんな木なのかどんどん想像が膨らんでくる。また元の場所まで戻ってきてから、目隠しを外してどの木だったのかを当てるゲームだ。

不思議と、ほとんどの参加者が当ててしまうのだ。そしてその木に出会い、見ることが出来た感動すらあり、一生この木は自分の中だけで特別な木となってしまう。

視覚を奪うことでそれ以外の感覚がとても鋭くなる。というか普段ほとんど視覚に頼りすぎてしまっている生活から、実際に触りどんな触感がするのか、どんな匂いがするのか、を感じる。そして、この木は何年生きているんだろう、どれだけの葉をつけているのだろう、ここでどんな光景を見てきたのだろうとも思う。

サウンドマップ

自然の中で一人になり、紙と鉛筆をもち、聞こえたものを直感的に書いていく。
綺麗に書くとか絵を上手に、とかは何も考えなくても良い。
ただ、聞いたままにその感覚を鉛筆でなぞっていくだけだ。

絵の上手い下手なんて関係ない。

前後左右上下から聞こえてくる音だけを聞く。
普段意識しなければ聞こえないものまで聞こえてくる。
普段本当にたくさんの音に囲まれているんだと実感する。

15分ほど自分と音の世界に浸り、完成したサウンドマップを参加者同士で見せ合い、感想を言ったりする。

まさに、自然を感じられるゲームだと思いませんか。

ネイチャーゲームの根底にあるもの

ネイチャーゲームというのは、アメリカのジョセフコーネル氏が発案し自然教育論として「シェアリングネイチャー」という著書を出版しています

その考えや生き方を実感し、自然教育プログラムなどで取り入れる手法がネイチャーゲーム であり、その教える資格を持つものがネイチャーゲームリーダーという訳です。

自然や、仲間とその感覚や喜びを分かち合う、共有するという精神が根本にあります。

何かを教えるよりも、分かち合うこと。指導者は常に受け身になり同じ視線に立つこと。
チャンスは逃さず子供達の発見を一緒に共感すること。まずは体験させ、解説は後回しということ。

そんな自然と触れ合う楽しさを感じさせ学びたいという力、好奇心を芽生えさせ自然への関心も深まってくるのです。

講義は子供向けだけにかかわらず、大人向けでもありました。
十分楽しめるし、考えさせられるし、あるいは自然に少しでも興味を持っている人はとても共感できる内容でした。

この経験と資格を、自分の子供だけではなく、地域の子供だったり自分の発展のために有効利用しよう。そんなポジティブなワクワクする気持ちで講義を終えることが出来ました。

興味のある方はぜひ参加してみてください。

コメント

  1. 井上満(イノッチ) より:

    鈴木さん、イノッチです。ネイチャーゲームリーダー養成講座の感想と紹介、ありがとうございます。いろんなことがあっての今回の参加だったんですね。講座で私が伝えたかったことがドンピシャリで書かれていて、とっても嬉しかったです。家庭菜園をしながら、本当の豊かさとは何かを追求する姿はお若いのにとってもかっこいいです。固定種を使ったり、自作のコンポスト、自作の種まき容器、有機肥料栽培とこだわりを持っての野菜つくりはとっても楽しそうですね。私も、無農薬、無化学肥料で野菜つくりをしていますが、畑にはたくさんの虫や鳥、ネズミ、カエル、ヘビが遊びに来て生き物の繋がりを感じます。そんな畑で一人ネイチャーゲームをやるのも楽しみの一つです。今日はこれからバターナッツカボチャの種まきをする予定です。畑は圏央道の相模原愛川ICから10分ほどの場所にあります。今度ご家族で遊びにいらしてください。お子さんと穴掘りできますよ。

    • さっそく見つかっちゃいました!コメントありがとうございます。嬉しいです。今はやりたいと思ったことをまずは何でもやって毎日楽しく過ごしています。
      自然のことを考えてるとどんどんと自然に関することも興味が湧いてきます。(1ヶ月前は畑やるなんて思ってもいませんでした)
      いのっちファームぜひ今度家族でお邪魔させてください。同志川や中津川でキャンプをよくやるので、そちらに行く際はまた連絡しますね!

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